子どもたちの想像力

普段子どもたちの遊びを見ていると、玩具が様々な物に変身していきます。

ジスターがカブトムシやロボットになったり、ワミーがネックレスやイヤリング、お化粧道具に変身したり…

「え!この玩具を使ってそこまで再現できるの!?」「みんなおしゃれになってる!」と保育者が驚いてしまいます。子どもたちは生活の中で感じていること、発見したことを遊びに取り入れ、ごっこ遊びや見立て遊びに繋げているのだと実感する毎日です。

ここで一つエピソードを紹介します。

ジスターでカブトムシを作った子たちが、お部屋の壁を木に見立ててカブトムシをつけて遊んでいました。そこで模造紙に描いた『木』の絵を出してみると、そこにオリジナルで作ったかっこいいカブトムシたちを持って遊びを始めました。遊んでいるうちに何かに気づいた子が「カブトムシは木についている蜜を食べるから蜜が欲しい」「もっと葉っぱを作ろうよ」などと話をしていたので、保育者が「画用紙とかで作ってみるのはどうかな?」と提案をすると、さっそく「ここはこうして…」「ここにお花をつけようよ」とアイディアを出し合いながら、画用紙や色鉛筆を使って一生懸命に作っていました。一つの発見から大きく遊びの幅を広げていける想像力はとてもすごいことだと感じた出来事でした。

自分で作った玩具でごっこ遊びを楽しめる様に、木の製作だけではなく、画用紙を繋ぎ合わせて、子ども同士で相談しながら絵の具やクレヨンなどを使って大きな広場を作ってみようと考えています♪

 

こうして子どもたちのアイディアが重なり合うと、魔法がかかったような素敵なごっこ遊び、見立て遊びに変身していくのだと思いました!これからも「子どもの発見」「保育者の発見」を互いに共有し、遊びの幅を広げていきたいです。